AIDEプロジェクトのカテライ アメリア特任助教、生成AIが含む倫理的・法的・社会的課題のレポートを発表
2023年4月10日、AIDEプロジェクト研究者のカテライ アメリア特任助教が、大阪大学社会技術共創研究(ELSI)センター研究グループのひとりとして「生成AI(Generative AI)の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)論点の概観:2023年3月版」を発表しました。
現在、日本でも使用する人が増えている「テキスト⽣成AI(ChatGPTなど)」や「画像生成AI」について、2023年3月現在の動向に加え、生成AIが持つ倫理的・法的・社会的課題についてまとめられています。
さらに第3節には「分野ごとの反応」として、AIDEプロジェクトにも関係する「医療分野の反応」もレポートされています。
複数の研究者・企業が医療分野への生成AI活用を検討しています。
レポートには、生成AIによる誤りが起きた事例が紹介される一方、生成AIが反復作業を担うことで、医療現場の「燃え尽き症候群」の緩和などにつながる可能性、患者のプライバシー保護の危険性など、さまざまな課題と期待がある状況が端的に述べられています。
レポートへのリンクはこちらをご覧ください。
https://doi.org/10.18910/90926
AIDEプロジェクトでは、こうした現代のAIをめぐる課題・期待について情報提供を行い、それに向けて患者と市民が意見を発信できるようなプラットフォームをめざしてまいります。