第7回大阪大学研究者チーム会議報告

9月1日に、第7回大阪大学研究者チーム会議を行いました。今回の主な議題はステークホルダー・フォーカスグループ研究についてです。

フォーカスグループ研究の目的は以下のものが挙げられます。

 ・臨床現場へのAI導入に対するステークホルダーの考え方を理解する。

 ・様々なステークホルダーが、AI医療についてどのように認識しているか、似ている点と違いがある点を理解する。

 ・AIを医療に導入する際の問題について、ステークホルダーが判断するためにはさらにどんな情報が必要となるのかを特定する。

 ・AI医療の開発と実装への参画・関与に対するステークホルダーの優先傾向を明らかにする。

主なステークホルダーは、医療従事者、患者・市民、そしてAI開発者です。

今回の研究者会議では、英国チームが作成したシナリオが日本の文化的・医療背景において修正が必要であるかどうかの議論を行いました。

フォーカスグループ研究とは、定性調査研究の一種で、参加者を少数グループに分け、進行役のもと、ある話題について議論・インタビューを行います。

AIDEプロジェクトにおけるフォーカスグループ研究は、実際の生活に即したAI医療技術とその実装に焦点を当てたシナリオが中心となります。

秋からフォーカスグループ研究に参加していただける方の募集を開始します。今後募集ポスターを公開いたしますので、ご興味があればぜひご参加ください。