医療におけるAI技術開発に関するオックスフォード大学・大阪大学AI研究者間の討論会を開催
2021年7月12日、医療におけるAI開発の課題をより明らかにするために、オックスフォード大学と大阪大学の人工知能(AI)研究者間の討論会をオンラインで開催しました。
オックスフォード大学からはNuffield Department of Orthopaedics(NDORMS), Rheumatology and Musculoskeletal Sciences所属で脊椎外科名誉教授Jeremy Fairbanks先生と、John Radcliffe and Horton Hospitalsで緊急医療・外来診療の顧問医師であるAlex Novak先生に参加していただきました。
大阪大学からはAIホスピタル事業に関与しているAI医療センター副センター長・特任教授の川崎 良先生と、外科系臨床医学専攻 外科学講座消化器外科学の講師および大阪国際がんセンター がん医療創生部プロジェクトリーダー(部長)を担われている三吉範克先生にご参加いただきました。
事前にAIDEプロジェクトの特任研究者Nisha Shah氏と山本ベバリーアン教授がそれぞれの大学附属病院におけるAI研究の進展についてレポートを作成。それを踏まえ、研究・開発しているAI医療がいかに現場の医療に影響をもたらすか、特にどの専門分野がもっとも影響を受けるかついて、1時間半近く活発な討論を行いました。
また、AIDEプロジェクトでこれから予定している、主要なステークホルダーに対するフォーカスグループ調査についても議論しました。
最後に、研究者たちが想定しているAI医療の導入時に直面する課題や妨害要因などにAIDEプロジェクトが対処できると思われることは何かを尋ねました。 AIDEプロジェクトの研究者だけではなく、参加者全員にとって豊かな時間になり、今後も継続していく予定です。